MobWiki1.2を回顧する
MobWiki1.2をリリースして一段落。いい機会なのでXPのプラクティス「回顧」を実践してみます。
回顧っていうのは、プロジェクトの終わり、イテレーションの終わり、1日の終わりなどに、やってきたことを振り返って次に生かしていこうという前向きなプラクティスです。
(回顧についてはこちら:DW:エクストリーム・プログラミングの神秘を解く: 「XPの真髄」に立ち戻る 第1回)
■うまくいったこと
- アプリケーションの拡張点として、プラグインの仕組みが理解できました。
- WebWork2は柔軟性が高いことがわかりました。
- JSTLも気に入った。
- ベータテストを手伝ってくれた人がいた。感謝しています。
- ベータリリースをおこなったのはよかった。
- Filter、ServletContextListenrなどずいぶん詳しくなりました。
- 添付ファイルのは使いやすくなったと思います。
■まずかったこと
- 他のメンバーを巻き込むことができず、ほぼ一人プロジェクトになってしまった。バザールモデルではなく伽藍モデルになってしまったのは一番の反省です。
- MobWiki1.1まではテストを書いていたんだけど、今回はテストをほとんど書かなかった。そのせいでバグフィックスに大幅に時間を取られてしまった。今後の拡張・修正にも大きな負債を背負った気分です。
- Servlet/JSPより複雑なシステムになった。WebWorkを使ったのは明らかにオーバスペックでした。
- Wikiはもっとシンプルでもいいんじゃないかなーって思っています。
- 設計上まずいところが多々ありました。
- セキュリティが甘いところがあります。
- 処理がアクションクラスに記述してあります。IoCコンテナ等を使って、ビジネスロジックを分離したかったです。
- もっと頻繁にリリースすればよかったなー。
- JSPではなくVelocityビューのほうが良かったかも?
まとめると、技術的にはいろいろ得るものがあったけど、プロジェクトとしての勢いはあまりなかったのが反省だなーって感じですです。
次はみんなでわいわいやりたいなー。