Open Space Technologyスタイル天神系勉強会の議事録を公開しました。

http://www.nulab.co.jp/openspace/20070407/

今回の勉強会はOpen Space Technologyスタイルで行いました。集まった時点ではアジェンダが存在せず、最初のスタートアップミーティングで、今日のセッションの議題を決めていきます。今回は2トラックx3コマの6セッションが行われました。、個人的に大変楽しめる内容で、またそのうち開催できたらいいなと思います。私が参加したセッションの感想を簡単に書いておきます。

Webと便利なサービス 議長:id:brazil

 このセッションには途中から参加。開始早々、参加者の半分ぐらいが意外とWebサービス(特にフィードリーダー)を知らないことが判明。id:brazilによるフィード数調査が入り、技術情報自体を意識的にはほとんど収集しないという方もいたため、情報バインドについての話題に突入しました。購読フィードが0と1の差は大きく、おおげさにいうとWebで情報を収集しない技術者は、将来的に危うい状態になるのでは?など、フィード数0の参加者は一瞬ブルーになるような展開でしたが、事実をありのままに伝えるid:brazilは実は優しいやつなのかも。あと、id:brazilの1日の生活やstylishプラグイン使用デモも動画でアップしています。

アプリケーションにおけるJavaScriptのノウハウ 議長:id:agt

WebアプリケーションにおけるJavaScriptのベスとプラクティスというかベスト構成方法についての話題です。最初1時間ほど、JavaScriptをマスターするための基礎的な事柄の話題が続いて、本題は少ししか触れることができませんでした。これからっていうところで時間切れで残念。ただ、このあたりの情報はほとんど存在しないので、今後の課題だねということが認識できたのでよしとします。

Webアプリケーションにおける継続フレームワークの可能性 議長:id:kiwanami

たぶん、今回で1番濃い内容のセッション。継続を使って実際に業務アプリを書いているid:kiwanamiの「なぜ今継続なのか?」についてです。継続へといたる道や継続の適用範囲など。また、継続とは関係ないけど、「フレームワークの設定ファイルなど、実際にはプログラムとして書くべき内容を設定ファイルに書いてしまっているものが多い」というid:kiwanamiの言葉が強く心に残りました。

全体として

 個人的に関数型とオブジェクト型、ステートレスとステートフル、スコープ、プログラミング言語の力などが全体に流れる話題だったと思います。全体的に熱を帯びた楽しい勉強会で良かったです。あと結果的にレポートがうまいことできればいいね、って話をしていたのですが、実際やってみると今回はメモレベルがやっとでした。レポート作成は時間をきちんと取らないと難しいですね。

Open Spaceについてもっと知りたい方は、以下の書籍を参考にしてください。みなさまおつかれさまでしたー。

オープン・スペース・テクノロジー ~5人から1000人が輪になって考えるファシリテーション~
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