S2を使ったプロジェクト納品

 以前、この日記でもお伝えしたプロジェクトの続報です。
本日、無事動作するソフトウェアを納品して参りました。
S2を使ったプロジェクトが成功して終わりそうです。。
id:masataka_kさんがここで言われているとおり、
S2の効果を誇張する必要もなく、身構える必要もなく、
普通に『便利につかってしっかり「稼いで」ます』

では、今回のプロジェクトをS2を中心に回顧してみます。


dicon管理可のコンポーネントは、∞の柔軟性を持つなぁ
POJOで最低限のプロパティを公開してコンポーネントを作成します。
後々、外部設定で変更したい要素が発生したら、
セッターを作るだけで、その要素が変更可能になります。
当たり前っちゃあ、当たり前だし、普通のプロパティファイルとかでも、
似たようなことはできるんですけど、使っているときの感覚が全然違います。
眉唾ものですが『海の中の魚になったような気分』の柔軟性です。

ちなみに、プロパティに定数をセットして、
動作を定義ごとに切り替えるパターンが意外と多かったですね。


	@aaa.bbb.ccc@XXXXXX


設計の指針が必要だなぁ
やはりdiconにはdiconのベストプラクティスがあると感じています。
からさわぎ@福岡でのid:higayasuoさんの「ダイコン白書(開発手法編) 」が、
羅針盤となることを期待しています。


S2のAOPっていけてるねぇ
S2でのAOPはかなりシンプル、直感的で使えると思いました。
今までAOPってどうなん!?って思っていましたが、
S2で「アスペクト脳」が刺激され、成長した気がします。
今回は、サービス層での例外のキャッチのみしか使っていませんが、
今後おもしろい使い方を発見していく楽しみができました。
ありがとう、S2。


設定ファイルのメンテナンスは思ったより楽だなぁ、楽しいなぁ。
 設定ファイルがシンプルなので、メンテナンスは楽でした。
descriptionをきちんと書いておくと良いと思います。
設定ファイルをクラス設計書として先に書いて、
それを元にクラスを作ってもらうっていうのもありかも。


	ユースケース:○○○○○○○
		
			○○○○をファイルに出力するコンポーネント
	・・・・

あと設定ファイルの柔軟性が高いので「設定ファイルをうまく書くパターン」も
ありそうです。
キジムナーが完成すれば、さらにメンテは楽になりますね。
仕事が落ち着いてきたので、キジムナーエディタ部分再始動しますね。


Factoryは使わないほうがよかったなぁ。
今回、諸般の事情で一部Factoryを使っていました。
FactoryはS2管理下でなかったため、
そのFactoryが生成するコンポーネントにdicon設定のパラメーターを
設定できないという問題が発生しました。
この辺は設計を工夫すれば回避できた問題なので、
次回の教訓になりました。